サバQ&A
サバにはどんな種類があるのですか?
日本でサバとして流通しているのは、マサバとゴマサバ、これにノルウェーなどから輸入されているタイセイヨウサバが加わります。
サバは何を食べているのですか?
成長したサバのエサは、アミ類、オキアミ類、カタクチイワシなどの魚類、イカ類、端脚類(甲殻類の一目)などです。
サバの卵が売っているのを見かけないのはなぜですか?
サバの産卵は3~6月頃にかけて産卵するので、この時期のサバは卵や白子を持っています。ただ、ニシンと数の子、サケとイクラの関係とは異なり、サバの卵に対しての市場や需要はほとんどありません。このため、卵を取り出して流通させるということは一般的には行われていません。
なぜ歳をごまかすことを「サバを読む」というのですか?
サバは傷みやすく、数えるときに早口で数を飛ばしてごまかしたことから由来しているのではと言われています。
サバの年齢はどうすればわかりますか?
年齢を調べるには、耳石やウロコが用いられています。
サバは何年で成魚になりますか?
2歳で約半分、3歳でほぼ成魚となります。ただし、資源量が少ない時期は、多い時期よりも成熟がやや早くなる傾向があります。
下記サイト図2-3(マサバ 太平洋系群)
http://www.fra.affrc.go.jp/shigen_hyoka/SCmeeting/2019-1/detail_masaba_p_2.pdf
サバの寿命は何歳ですか?
マサバの太平洋系群で、漁獲物の年齢構成から7~8歳位と考えられています。最長で11歳も見つかっています。
なぜサバは秋に脂が乗るのですか?
春に産卵を終えたサバは、春~夏にエサをたくさん食べて、秋から冬にかけて体に脂を蓄えるからです。
外国でもサバを獲るのはなぜですか?
外国でもサバを食べるからです。サバは世界各国で食べられています。
サバに寄生虫はいますか?
アニサキスが寄生している場合があります。アニサキスは-20℃で24時間以上冷凍や加熱(70℃以上、または60℃なら1分)すると死滅します。
厚生労働省HP https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000042953.html
養殖のサバはなぜ生で食べられるのですか?
生で食べる際に問題となるのはアニサキスです。アニサキスは、海中でサバのエサとなるオキアミなどに寄生しています。例えば陸上で養殖されるサバは、配合飼料や冷凍されたエサを食べるため、アニサキスが寄生する可能性がほとんどありません。しかし養殖のサバであっても生で食べる際は、鮮度はもちろんアニサキスがいないかなど、十分に確認してください。