ゴマサバ
英名:chub mackerel
学名:Scomber australasicus
標準和名:ゴマサバ
分類:スズキ目 サバ科
別称:マルサバ
分布域
ゴマサバは、上図の通り2系統群に分かれて分布しています。同属のマサバに比べて暖水性、沖合性が強いとされ、太平洋側の成魚の主分布域は黒潮周辺域です。東シナ海系群においてもマサバに比べて高温(南方)域に分布しています。
ゴマサバの特徴
日本でサバといえば、マサバとゴマサバの2種類です。
マサバに比べて、腹部に多数のゴマのような暗色点があるのが特徴です。斑紋が薄く、マサバと正確な識別が難しいこともあります。
マサバに比べて暖水性で沖合性が強い魚です。
マサバがヒラサバと呼ばれるのに対し、ゴマサバの断面は円に近く、マルサバと呼ばれることもあります。
ゴマサバとマサバは分布域が類似しているために、両種はよく混獲されます。このため漁獲統計では、サバ類としてまとめて集計されています。
ゴマサバの旬は、秋から冬にかけて旬を迎えるマサバよりも早く、6月頃といわれています。
ゴマサバの生態情報
産卵時期
主に春
寿命
10年前後
エサ
雑食性:動物性プランクトン、小魚、オキアミ類