サバのデータ タイセイヨウサバ

タイセイヨウサバの漁獲量

(ICES)

タイセイヨウサバの漁獲量は、1980~2019年の平均で76万トンに対して2022年は104万トンに伸長しています。近年の漁獲量増加の原因は、サバの回遊経路が北上し、それまで獲っていなかったアイスランド、グリーンランドなどが漁獲に加わったり、ロシア、フェロー諸島などが漁獲量を増加させたことなどになります。

タイセイヨウサバの資源量

(ICES)

タイセイヨウサバの資源量(産卵親魚量)は、1980~2020年の平均で324万トン。これに対して2022年の資源量は395万トンと安定しています。

タイセイヨウサバ輸入量

水産パワーデータブック2023年度版を編集

グラフは、タイセイヨウサバの輸入量をグラフにしたものです。
青の棒グラフはラウンド(丸のまま)、オレンジの棒グラフは、中国や東南アジアなどで海外加工され、主にフィレー加工されてから輸入された数量を、ラウンド換算(歩留まり60%で試算)で推定換算したものを表しています。
両方を合わせた数量が灰色の折れ線グラフです。

当初は、日本で主に加工されていたノルウェーサバは、2000年代に入ると徐々に海外加工の比率が増えていきました。ただし、ラウンド換算では、輸入数量は15万トン前後で比較的安定していることが読み取れます。