資源管理

MSC ノルウェーサバ(タイセイヨウサバ)のMSC認証停止。

ノルウェーサバを含むタイセイヨウサバの漁業認証について、2019年3月2日以降に漁獲されたサバはMSC認証のものとして取り扱いは出来ません。

タイセイヨウサバの資源量は、少ない水準ではありませんが、同じサバ資源を漁獲する漁業国間での漁獲量についての合意がなされていません。

このためICES(International Council for the Exploration of the Sea)が勧告する数量を各国の漁獲枠の合計が上回るという問題が続いています。

欧米では、MSC認証がない天然水産物は市場に受け入れられなくなってきています。

サバと漁業法改正

2018年12月に漁業法が改正されました。

法律の施行により、サバの資源も2015年に国連で採択されたSDGs(持続可能な開発目標)の14(海の豊かさを守ろう)にあるMSY(最大持続生産量⇒魚を減らさずに獲り続けられる最大値)に資源を維持しながら漁獲を行っていくことになります。

2020年3月時点では、日本のサバ資源量はMSYの水準を下回っています。