サバの漁業
日本の漁獲量は、まき網漁が占める割合が高く、これに定置網漁が続きます。
棒受網、タモ(網)すくい、釣りなどの漁法もあります。
漁獲別の割合では、もっとも漁獲量が多いマサバ太平洋北部系群(2018年)を例に取ると、まき網が最低68%、定置網が同18%、未分類(南区全漁業)が13%、棒受網、タモすくいが1%となっています。
一方で、ノルウェーでのサバ漁は約9割がまき網漁業で行われています。
まき網漁
魚の群れを網でぐるりと囲んで漁獲する漁法です。
魚を探す探索船、見つけた魚を取り囲むために網を広げる網船、巻き上げた魚を運ぶ運搬船といった、役割が異なる複数の漁船で漁を行います。
一方で、ノルウェーの場合には、探索・漁獲・運搬を1隻の漁船で行っています。(図:農林水産省)
定置網
季節ごとに沿岸を回遊する魚を狙い、魚の通り道に網を設置し、網に誘導された魚を獲る漁法です。