サバのデータ マサバ・ゴマサバ

マサバの漁獲量の推移

マサバ (太平洋系群)の漁獲量の推移

日本のサバ類で漁獲量がもっとも多いのが、マサバ太平洋系群です。鮮魚としてのほか、シメサバ、塩サバ、缶詰など、様々な用途向けに加工されています。
伊豆半島周辺から房総半島が主要な産卵場です。産卵後、夏から秋にかけて北上し、冬から秋にかけて南下します。
資源の低水準期には、成熟が早まり、2歳で半数が成熟し3歳ですべてが成熟します。資源の高水準期は4歳ですべて成熟します

マサバ(対馬暖流系群)漁獲量の推移

マサバ対馬暖流系群は太平洋系群に比べて漁獲量は少なくなっています。シメサバ、塩サバ、缶詰など、様々な用途向けに加工されます。東シナ海から山陰沖が主な産卵場です。太平洋系群に比べて、漁獲の主体があまり食用向けとならない0歳魚と1歳魚となっています。
近年の漁獲量推移は、日本と韓国でほぼ半々に見えますが、実際にはこれに中国の漁獲量(数量不明)が加わります。

マサバの資源量の推移

マサバ (太平洋系群)の資源量の推移

2018年時点での資源量(約560万トン)は、マサバの漁獲量が100万トンを超えていた1970年代の資源量に匹敵しているデータとなっています。ただし、当時に比べ日本の漁船だけでなく、中国やロシア漁船による漁獲圧力が高まりやすい環境にあります。

マサバ ( 対馬暖流系群 )の資源量の推移

1970年代の100万トン程度の資源量から、2000年代以降は、おおよそ半分の50万トン程度で推移しています。

ゴマサバの漁獲量の推移

ゴマサバ (太平洋系群)の漁獲量の推移

マサバ(太平洋系群)に比較して漁獲量少ないですが、マサバ(同)の漁獲量が10万トンを切って減少していた時期には10~20万トンで推移しています。
2015年以降は、マサバの水揚げが増加していくのと対照的に漁獲量が減っています。

ゴマサバ(東シナ系群)漁獲量の推移

東シナ海系群のゴマサバは、マサバに比べて高温(南方)域に生息しています。マサバの方がゴマサバより品質が好まれているので、シメサバ、塩サバといった加工には、主にマサバが使用されています。
東シナ海のゴマサバは、産卵場で産卵したのちに、東シナ海南部か海域から九州西岸域に現れ、一部は日本海まで達します。
魚業別漁獲量では、巻き網漁業が最も多くなっています。
ゴマサバはマサバと分布回遊生態が類似するために漁業での混獲が多くなっています。
このため、漁獲統計では多くの場合、マサバとともにサバ類として集計されています。近年の漁獲量推移は、黒い棒グラフの韓国の数字の他に中国の漁獲量(数量不明)が加わります。

ゴマサバ資源量の推移

ゴマサバ(太平洋系群)資源量の推移

2010年漁期以降は高い加入量がみられていません。このため2011年以降の資源量は著しい減少傾向となっています。

ゴマサバ(東シナ海系群)資源量の推移

資源量は横ばいで推移しているようですが、資源評価には他国の漁船による漁獲を考慮できていません。このことが不確実性をもたらしています。

サバの輸出量

日本のサバは、主に日本では食用に向かない小型のサバが、アフリカと東南アジア向けに輸出されてきました。2018年には24万トンと過去最高の輸出量となりました。日本のサバはタイセイヨウサバに比べて価格が安いのが特徴です。東南アジアに輸出された一部のサバは、サバ缶ブームに乗って缶詰になり、日本に戻ってきて輸入されています。

サバの用途

日本のサバの用途(2017年)は、大きく分けてみると生鮮食用向けが17%、食用加工が52%、飼料や魚油向けなどの非食用向けで全体の31%を占めています。参考までに、ノルウェー(タイセイヨウサバ)では99%が食用向けとなっています。