サバのデータ マサバ・ゴマサバ

マサバの漁獲量の推移

マサバ (太平洋系群)の漁獲量の推移

日本のサバ類で漁獲量がもっとも多いのは、マサバ太平洋系群です。鮮魚としてのほか、シメサバ、塩サバ、缶詰など、様々な用途向けに加工されています。
伊豆半島周辺から房総半島が主要な産卵場です。産卵後、夏から秋にかけて北上し、冬から秋にかけて南下します。
資源の低水準期には、成熟が早まり、2歳で半数が成熟し3歳ですべてが成熟します。資源の高水準期は4歳ですべて成熟します。

日本では1964年にまき網漁業が参入したことにより漁獲量は急激に上がりましたが、その後1978年の120.7万トンをピークに以降減少、1990~91年は3万トンまで落ち込み、そして2023年は7.3万トンとなりました。
2023年のロシアの漁獲量は1.6万トン、中国の漁獲量は4.1万トンです。

マサバ(対馬暖流系群)漁獲量の推移

マサバ対馬暖流系群は東シナ海から日本海に分布し、東シナ海から山陰沖が主な産卵場です。
シメサバ、塩サバ、缶詰など、様々な用途向けに加工されます。

マサバ対馬暖流系群は、太平洋系群に比べて漁獲量が少なく、また漁獲の主体は未成魚の0歳魚と1歳魚となっています。
近年の漁獲量推移は、日本と韓国を合わせた漁獲量は1970年代~1980年代では安定していましたが、1996年に急増した後、2000年代以降はほぼ横ばいです。2023年は日本が10.2万トン、韓国が10.0万トンです。

マサバの資源量の推移

資源量:漁獲対象となる水産資源の総量
加入量:毎年新たに漁獲対象に加わる(加入する)量で尾数で表す。
親魚量:親の量で、成熟年齢を超えた魚(親魚)の年齢別資源量を合計することにより推定。

マサバ (太平洋系群)の資源量の推移

資源量は、1970年代は漁獲量と同様に高い水準で推移していましたが1980年代以降に急減し、2000年代も低い水準が続きました。2013年から急増しましたが2019年以降は減少傾向です。

2023年の資源量は122万トン、また親魚量は14万トン、加入量は34.53億尾です。

マサバ ( 対馬暖流系群 )の資源量の推移

加入量が2019〜2020年と低かったため、資源量は 2020年に43万トンでしたが、2021年以降持ち直し、2022年が51万トン、2023年は71.4万トンでした。親魚量は2019~2023年でみると増加傾向で、2023年には27.9万トンになりました。

ゴマサバの漁獲量の推移

ゴマサバ (太平洋系群)の漁獲量の推移

太平洋系群のゴマサバの漁獲量は2005年~2011年は比較的高い水準で推移していましたが、2012年以降減少が続いており、2022年は3.3万トン、2023年は2.2万トンでした。

ゴマサバ(対馬暖流系群)漁獲量の推移

東シナ海のゴマサバは、産卵場で産卵したのちに、東シナ海南部か海域から九州西岸域に現れ、一部は日本海まで達します。
魚業別漁獲量では、巻き網漁業が最も多くなっています。
2023年の漁獲量は、日本が3.9万トン、韓国4.3万トンで合計8.2万トンとなっています。

ゴマサバ資源量の推移

資源量:漁獲対象となる水産資源の総量
加入量:毎年新たに漁獲対象に加わる(加入する)量で尾数で表す。
親魚量:親の量で、成熟年齢を超えた魚(親魚)の年齢別資源量を合計することにより推定。

ゴマサバ(太平洋系群)資源量の推移

資源量は2004年~2011年は高い水準でしたが、2012年以降急減し、2022年は14.4万トン、2023年は19.1万トンとなりました。

ゴマサバ(対馬暖流系群)資源量の推移

資源量は1992年以降、増減を繰り返しており、2019年に急減した後、2020年は9.1万トンとさらに減少しました。しかし、2021年以降は増加し、2022年は16.0万トン、2023年は18.2万トンとなりました。減少傾向だった親⿂量は2019〜2023年は横ばいで、2023年には7.2万トンでした。

サバの輸出量

日本のサバは、主に日本では食用に向かない小型のサバが、アフリカと東南アジア向けに輸出されてきました。
2018年に約25万トンのピークを記録しましたが、漁獲量の減少に伴い、輸出量も減少傾向にあります。
東南アジアに輸出された一部のサバは缶詰になり、日本に輸入品として戻るものもあります。

サバの用途

日本のサバの用途(2024年)は大きく分けると生鮮食用向けが10.5%、食用加工(練り製品、缶詰、その他加工)が29.5%、飼料や魚油向けなどの非食用向けで全体の60%を占めています。
参考までに、ノルウェー(タイセイヨウサバ)では99%が食用向けとなっています。