12月は、あちこちでカニのポスターを見かけることが多くなります。
寒さとともに、カニのおいしい季節がやってきました。
こちらはアラスカの、カゴ漁で漁獲したズワイガニを船に上げる様子です。
カゴ漁でカニを船に上げた直後に、甲羅のサイズを測り、雌雄を選別します。成熟のオスはメスより大きいため、専用のスケールを用い、容易に選別できるのです。例えばアラスカでは甲幅78㎜以上、カナダのニューファンドランド島では95㎜以上のズワイガニの漁獲のみが認可されています。メスや未成熟のオスは、すぐに海へ返されます。
カニ料理には様々なものがありますが、旬の季節にはシンプルに、ゆでて食べるのもいいですよね。
今回は動画と併せて、ハサミを使ったカニのむき方をご紹介いたします。
1.脚を甲羅からはずします。
2.甲羅を開き、エラを取ります。
3.半分に割り、甲羅にカニみそを入れます。
4.肩を節に沿ってカットし、パーツごとに分けます。
5.さらに半分にカットし、肩の肉を取りやすくします。
6.脚を節の部分で折り、殻の両サイドと片側の関節の付け根の部分に切れ目を入れます。
7.肉が殻にひっつかないように指で押さえながら殻をとります。
8.はさみの部分は殻に切り込みを入れ、殻を取ります。
9.肩肉を甲羅の中に入れていきます。
10.最後に細い脚の部分の肉を甲羅に盛ります。
カニはほじって食べるものと思っている方、実はハサミ一つで殻をむくことができるんです。でもカニが大きいと殻が硬いため、力が入りますので、ハサミを使う際は十分にご注意ください。
カニの殻をカットするにはこのような剪定バサミが一番。
刃の部分が短く、殻をカットするときにしっかりと力が入るので、オススメです。
この冬ぜひ、カニをお楽しみください!
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