今回はご自宅で楽しめるマサバのペーパークラフトを紹介いたします。
こちらは作りながらマサバについて学ぶことができるペーパークラフトになります。
自由研究などにもお勧めです。ぜひ挑戦してみてください。
(対象年齢:小学校低学年から 所要時間:約3時間)
このペーパークラフトは以下のデータをダウンロードし、A4サイズの紙に片面で印刷したものを切り抜いて組み立てます(全8ページのうち、5~8ページの4枚がペーパークラフト用のパーツです)。
マサバのペーパークラフト
ダウンロードはこちらから
ペーパークラフト作りかたをまとめた動画(動画時間2分18秒)もあわせてご参考にしてください!
使用する道具は、ハサミ、糊、ピンセット、カッター、カッティングシートです。
ピンセットはパーツを貼り付けるとき等に使います。カッターは、缶のプルトップの穴や内臓の部分をくり抜くときに使うと便利です。
説明書の順に、必要なパーツを丁寧に切り取ります。
のりしろに糊をつけて、
手順に沿って貼り合わせます。
貼り合わせた部分をピンセットでおさえ、しっかりと接着させます。
頭のギザギザののりしろの部分を90度内側に折り、糊をつけて7ページ目の「内臓11」を貼り付けます。
次に内臓を作ります。こちらはカットしたところです。
ギザギザののりしろの部分に糊を付け、3枚を貼り合わせます。
さて、魚の内臓は普段あまり見たことがないという方のために、糊が乾くまで、マサバのいくつかの部位を紹介したいと思います。
鰾(うきぶくろ)…魚体の浮力調節の働きがあり、空洞になっています。マサバやゴマサバにありますが、なぜか大西洋サバにはありません。
幽門垂…硬骨魚類に特有の消化器官。胃と腸の境界部分にあります。内部の表面積を増やすことによって、消化・吸収率を高めていると考えられています。
胃…サバは大食漢で、成魚になるとカタクチイワシなどを丸ごと飲み込み、胃や腸で消化吸収します。サンマなど胃のない魚と異なり食べたものが内臓に残っています。また、雑菌やアニサキスなど寄生虫がいることも多いので、サバの内臓は食べられません。
心臓…魚類の心臓は1心房1心室。血液を送るポンプの役割をしております。全身を回った血液は心房、心室の順に入り、心室から鰓(エラ)に送られ、鰓で酸素を受け取り、全身を巡ります。
消化管…魚の腸管は、消化・吸収だけでなく、浸透圧調整器官としての機能も持ちます。
口⇒食道⇒胃⇒幽門垂⇒腸⇒肛門の順につながっています。
今回のペーパークラフトでは見えませんが、エラや生殖腺などもサバをさばくときに見つけることができます。
作業に戻って、頭と内臓を貼り合わせます。
胸鰭(むなビレ)をつけて完成です。
パーツごとに切り抜く前に、内臓の茶色い部分を、先にカッターでくり抜いておきます。
はじめに「切り身・前2」から作ります。
「16」は裏側に折り目を付けたら、印刷面が内側になるように筒状に貼り合わせます。
筒状にしたら貼る位置を注意しながら「15」を貼り付けます。
「16」の茶色の部分は上側(背側)で、薄いピンク色の部分は下側(腹側)です。
くっつきにくい場合はピンセットで端をつまんで押さえます。
次に5ページの「切り身・前1」を貼り合わせます。
「17」を貼り付けて、切り身が1つ、出来ました!。
同じようにして残りの切り身を組み立てていきます。
同じ星のマーク同士を貼り付けます。
「7R」と「7L」を貼り合わせます。
身を立体に貼り合わせ、
「8」を貼り合わせます。
先にプルトップの穴をカッターでくり抜きます。
切り抜いた缶詰は筒状に糊付けしてから天面を付けます。
プルトップはのりしろの反対の位置に小さな丸の部分くらいまで糊付けします。
缶詰の完成です。
完成しました!
作り上げることができて感動しております!
このペーパークラフトはマサバ1尾の姿を細部まで忠実に再現するだけでなく、工作を通して、マサバの体のつくりを学べる内容になっています。組み立てたマサバは、付属の“缶詰型ボックス”に切り身パーツを入れることで、「月花さば水煮缶」の完成イメージを再現できます。
缶詰の製造工程では、頭や尾、内臓などは取り除き、切り身部分のみが缶に詰められています(ペーパークラフトでも再現されています)。切り落とされた部位は、養殖マグロのエサなどに有効活用されています。
以下リンクより、缶詰の製造工程を実際の工場映像で知ることができる動画が視聴できますので、あわせてご覧ください。
(「月花さば水煮」ができるまで)
ペーパークラフト作りかたをまとめた動画(動画時間2分18秒)もご参考にして、皆様ぜひ挑戦してみてくださいね。
(作ってみてね!マサバのペーパークラフト)