魚肉ソーセージを使ったちょっと素敵なお魚レシピ

魚肉ソーセージは魚肉を使ったソーセージです。 魚肉ソーセージはスケトウダラを主な原料の一つとして作られており、魚のたんぱくを手軽に摂取できます。そのまま食べるのもよいですが、魚肉ソーセージは食材としても大活躍します。今回はこちらの魚肉ソーセージを使ったレシピを3品ご紹介いたします。

皆さんはこちらのスティック状のものを見たこと、食べたことはありますか?

こちらは魚肉ソーセージ、フィッシュソーセージともよばれている、魚肉を使ったソーセージです。 魚肉ソーセージはアラスカなど寒い海域で漁獲されるスケトウダラを、主な原料の一つとして作られています。 魚のたんぱくを手軽に美味しく食べられるように作られており、おやつやビールのおともになど、そのまま食べられていることが多い食品です。 実は魚肉ソーセージには魚のたんぱくが摂取できることに加え、カルシウムを配合しているものが多いのが特徴です。

例えばこちらの魚肉ソーセージは1本65gあたりに、カルシウムがなんと600㎎も入っています。カルシウムは不足しがちな栄養素ですが、一日に必要なカルシウム量の多くをこの1本で摂取できるのは、頼もしいですね。

(1秒OPEN!おいしいおさかなソーセージ)

1秒OPEN!おいしいおさかなソーセージ1本(65g)あたり
エネルギー108kcal
たんぱく質6.1g
脂質5.2g
炭水化物9.2g
ナトリウム478㎎
食塩相当量1.2g
カルシウム600㎎


(マルハニチロホームページより引用)

(厚生労働省 日本人のカルシウム摂取推奨量とカルシウム摂取量)

他にもDHAを多く含むものや様々な魚を使ったものもありますので、積極的に取りたい栄養成分を考えながら、普段の食生活に取り入れていきたい食品です。

さて、今回はこちらの魚肉ソーセージを使ったレシピを3品ご紹介いたします。 そのまま食べるのもよいですが、魚肉ソーセージは食材としても大活躍いたします。

イタリアン風ちらし寿司

(イタリアン風ちらし寿司)

冷蔵庫で余りがちなオリーブやピクルスを使ったちらし寿司です。 ちらし寿司といえば魚介をふんだんに使いたくなりますが、こちらは魚肉ソーセージのうま味ともっちり食感が絶妙にマッチするので、シンプルな材料だけで勝負できる1品です。

◆材料:2人前
魚肉ソーセージ……1本
オリーブ(種なし)……5個
卵焼き……卵2個分(塩少々、みりん大さじ1、砂糖大さじ1で味付け )
スイートピクルス……中サイズ3本
ディル…適量
イタリアンパセリ…適量
酢飯(ワインビネガー使用)……ご飯400gにワインビネガー大さじ2を和える
黒胡椒……適量

1人分のカロリー・塩分(計算値):508kcal ・1.8g

(イタリアン風ちらし寿司 材料)

◆作り方
① 魚肉ソーセージ、オリーブ、ピクルス、厚焼き卵を8㎜角くらいの大きさに切る。

(材料を切る)

② ディル、パセリをみじん切りにする。
③ ご飯にワインビネガーを振りかけ混ぜる。厚焼き卵以外の①と②、黒胡椒を加えて混ぜ合わせる。

(材料を混ぜ合わせる)

④ 最後に厚焼き卵を混ぜる。

魚肉ソーセージと玉ねぎのサラダ

(魚肉ソーセージと玉ねぎのサラダ)

切って和えるだけの簡単レシピ。おかずが足りない時の救世主。おつまみにもぴったりで、新たな魚肉ソーセージのおいしさを発見できます。春は新玉ねぎがおいしい季節ですので、ぜひ作ってみてください。

◆材料:2人前
魚肉ソーセージ……1本
玉ねぎ……1/4個
粒マスタード……小さじ1
オリーブオイル 適量
塩、胡椒……少々
砂糖……少々
レモン汁(もしくは酢)……小さじ1
パセリ……適量

1人分のカロリー・塩分(計算値):114kcal ・1.2g

(魚肉ソーセージと玉ねぎのサラダ 材料)

◆作り方
① 魚肉ソーセージを薄く斜めにスライスして、さらに細くカットする。玉ねぎはスライスして水に浸ける。

(薄くスライスした魚肉ソーセージをカットする)

(玉ねぎをスライスして水に浸ける)

② ボウルに水気を切った玉ねぎ、魚肉ソーセージ、粒マスタード、砂糖、レモン汁、パセリのみじん切り、オリーブオイルを回し掛けて入れ、混ぜ合わせる。塩・胡椒で味を調える。

(材料を混ぜ合わせる)

お魚ライスボール

(お魚ライスボール)

冷やご飯で作れる1品で、冷めてもおいしいのでお弁当にも最適。おにぎり、フライ、ピラフの良いとこどりです。

◆材料:2人前
魚肉ソーセージ……1本
ご飯……200g
ケチャップ……大さじ2
ミックスベジタブル……60g
粉チーズ……20g
塩、胡椒……少々
パン粉……適量
薄力粉……適量
溶き卵……1個分
揚げ油…適量

1人分のカロリー・塩分(計算値):460kcal ・2.5g

(お魚ライスボール 材料)

◆作り方
① ご飯にケチャップを混ぜ合わせる。縦に1/4割し、1㎝幅にカットした魚肉ソーセージと、ミックスベジタブル、粉チーズ、塩、胡椒少々を加えて混ぜる。

(材料を混ぜ合わせる)

② ①を丸める(手にオリーブオイルなどをつけると手にごはんがくっつきにくくなります)。①に薄力粉を付け、溶き卵をくぐらせ、パン粉を付ける。

③ 表面が色付くまで油で揚げる。

(丸めて衣をつける 揚げる)

いかがでしたか?
魚肉ソーセージは常温で保管ができ、賞味期限は半年ほどですので、食材のストックとしても利用できます。例えば野菜炒めなど、お肉などの代わりにも利用できます。また、炒めることで野菜から出た水分を、少量ではありますが魚肉ソーセージが抱き込みますので、野菜炒めの水っぽさを低減できます。

魚肉ソーセージをぜひ食材の一つに取り入れてみてくださいね。

今回の魚レシピ指南:Yoko Lie Aoyamaさん(スプンフルクッキングサロン)

(Yoko Lie Aoyamaさん)

日本でフランス料理教室のオーガナイズや講師のアシスタントを経たのち、さらなる料理への探究のため、「ル・コルドンブルー」(フランス・パリを中心に世界中で展開されている料理の学校)に通い、本格的にフランス料理を学ぶ。料理科のディプロマ(卒業証明書)を取得。現在は都内で料理教室の主宰や、テレビ番組出演・雑誌などでレシピ提供をしている。
スプンフルクッキングサロン:https://profile.ameba.jp/ameba/spoonful-cs/