開運には節分の豆まきと恵方巻き?いえいえ実は「豆まき+イワシ」の組み合わせもあるのです

2月3日は節分。
節分のイメージといえば「鬼のお面」、「豆まき」、そして最近では「恵方巻」を思い浮かべる人も多いことでしょう。

恵方巻はもともと商都・大阪での風習だった「節分に巻き寿司を食べる」というものが、コンビニエンスチェーンでの展開から全国へ広まったとされています。

「恵方巻」という言葉はこの時に発祥し、それ以前の文献には登場しません。
単に「丸かぶり寿司」「太巻き寿司」などと呼ばれていたようです。
現在では海鮮や豚ヒレカツを巻いた豪華な恵方巻が登場していますが、元々は七福神にちなみ七種類の具材が選ばれていました。

恵方巻を節分に食べる理由は、その年の恵方(方角)を向き無言で食べると願い事が叶い、無病息災や商売繁盛をもたらすとされ、縁起が良いとされていることからです。

なお、無言で食べる理由としては「食べている最中にお祈りをする、お願いごとを心の中で唱えるため」、「話(はな)すと福を放(はな)してしまうため」、「(神社の無言参り等にみられる)神事であるため」などと言われています。

「節分の寿司(恵方巻き以外も含む)」の市場(visualizing.info調べ)は、2000年には約64億円だったものが、2018年には約238億円へと成長し、全国的に広く知られたことがうかがえます。

節分の風習は
豆まきや恵方巻きだけではありません

節分の風習は豆まきや恵方巻きだけではありません。
ある地域では目籠(めかご)を軒先に掲げ、鬼を払う行為を行うところや、福茶を飲んだり、福豆を食べるところもあります。
また、そば、けんちん汁、こんにゃく、麦飯、とろろ、くじらなど、地域によって節分に食べるとよいとされている食べ物は多く存在し、その中には「魚」を使う風習を持つところもあります。

それが「柊鰯(ひいらぎいわし)」です。
節分の日に家の玄関の戸口に飾るこの「柊鰯」は、地域差はありながらも日本各地に広く見られますが、よく知らない人も多いのではないでしょうか。

大衆魚として昔から日本人の生活に欠かせない魚であるイワシ。
節分とはどのような関係があるのでしょうか。

イワシと節分はどのような関係なのでしょうか?

先に触れたように、節分に食べるとよいとされる食べ物は沢山あります。
その中でもイワシは「焼くときに生じる臭いを鬼が嫌う」という理由から選ばれているようです。

また、焼いたイワシをひいらぎの枝に刺して門戸に飾る「柊鰯(ひいらぎいわし)」は、魔除けとして古く平安時代から続く風習です。
鬼は尖った葉の柊を苦手とされているため、イワシの頭と組み合わせて使われています。
それぞれの時代や地域によってボラやサンマなども使われていたようです。

この「柊鰯」の作り方ですが、焼いたイワシの頭をひいらぎの枝に刺し、門戸に飾るだけなのです。
最近では本物のイワシとひいらぎではなく、折り紙で作った「柊鰯」を飾る人もいるようです。

「柊鰯」を飾る期間は節分の日のみ、というところや、2月の終わりまで、さらにはもっと長く、節分の日から翌年の節分まで、と地域によりさまざま。

「柊鰯」は主に西日本で多くみられる風習です。

栄養価の高いイワシを食べて、寒さを乗り切ろう

本来、節分は立春、立夏、立秋、立冬の前日を指します。旧暦の立春は、現在の大晦日に当たるような日。そのため春の節分は一年の始まりでした。だから4つの節分の中でも特に大事な日だったのです。

そうはいっても2月はまだまだ寒さが厳しい季節で、風邪やインフルエンザの流行する時期。
青魚の代表であるイワシは栄養価も高く、節分にイワシを食べる風習は、この時期の体調管理を意識しやすくさせた昔の人の知恵ではないでしょうか。
イワシにはDHAやEPAなどの不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。

節分に「柊鰯」を飾り、そしてイワシをおいしく味わって、今年の健康と福を呼び込んでみませんか?

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